GTOテクニックとは 2/2

2種類の役目を持っており、一つは関節への負荷や曲がり方などを感知して運動感覚を得ることと、 もう一つは過剰な力によって腱や靱帯が損傷しないための安全装置である。(wikipedia転用)

このような性質をもっている「ゴルジ腱器官」を利用した手技となります。
筋肉は骨から始まり骨に停止しております。始まりの部分を起始、終わりの部分を停止と呼んでおり、それぞれ筋肉の起始停止部分のことを腱と呼んでいます。

更に、筋肉と腱の中間部分を「筋腱移行部」と呼ばれております。この筋腱移行部にゴルジ腱器官が存在しており、肉離れや疲労物質が蓄積しやすい箇所でもあります。

その筋腱移行部=ゴルジ腱器官に対して、特殊な手技を与えることにより、その支配領域の筋肉全体が弛緩してまいります。いわゆるマッサージを筋肉に加えなくてもいいので、マッサージによる筋損傷(揉み返し)や余計な時間を掛けなくても効果がでてくる仕組みとなっております。

ですので、僕の手技では殆ど揉み返しはありません。症状が強い方は72時間(3日間)の炎症期間のみ若干の反応(筋肉痛)はみられますが、むしろ72時間で反応が強かった方ほど予後は順調です。

僕は、柔道整復師としてエビデンス(医学的根拠)が全く無い施術は好きではありません。国家資格者として闇雲に施術するのではなく、自分がしている、言っている事すべてに根拠づけがなければ自分自身のモチベーションが持たない性格です。

僕が出会った患者様、これから出会うであろう患者様には限りがあります。その限りある患者様に対して僕を選んでくれた方、偶然にも出会った方々に今の自分のMAXを出し切れるように日々精進してまいります。必ず何とかしてみせます。