股関節の痛み

股関節の痛みについて

この様な事はありませんか?

  1. 階段の昇り降りで痛みがある
  2. 歩行時に痛みがある
  3. 鼡径部に痛みがある
  4. 尾っこを引いて歩いている
  5. 痛みはないが歩行時、上下に身体がぶれる
  6. 臀部に痛みがある
  7. ときどき鋭い痛みがある
  8. レントゲンで変形性股関節症と診断された
  9. 出生時に先天性股関節脱臼で生まれてきた

股関節の痛みの原因については、それぞれ何種類かあります。

まず、日常生活でのパターンからいていきましょう。毎日階段を頻繁に使ったり、昇りや降り坂が多かったり、一日1万歩以上歩く方、また、重い荷物を持って1万歩歩いている方の女性に非常に多く股関節の症状が出る傾向にあります。

体重1kgに対して、股関節にかかる負担は3kgと言われています。60kgの体重であれば180kgの負担が股関節にかかっている事になります。

股関節を身体の前面から見た図になります。

関節部分は円形をしており、肩関節と同じでぐるぐる回る「球関節」となっております。肩関節と一緒で、回したときに引っ掛かり感があったり、音が鳴ったり、痛みを感じる角度があれば筋肉や関節の硬さによるものと想像がつきます。

また、過度に長期間ストレスがかかってしまうと軟骨部分の損傷(すり減っていく)が出現して、左右の脚長差や痛みを感じる場合があります。痛みの場所についても、臀部や鼡径部など股関節の原因により異なってまいります。

痛みの場所が鼡径部であっても、原因が鼡径部ではない事も多々あり、必ずしも痛みの箇所と原因が一致するとは限らないのです。

ではどのような事に注意して生活をして、痛みがでたらどのような処置をすればいいのかお伝えします。

冒頭でも記載しましたが、まずは自身の生活パターンにおいて、上記に書かれたことに該当するか確かめてください。もし該当する事項が一つでもあれば、股関節自体の損傷や柔軟性不足の可能性があります。歩きすぎは股関節にとってよくありません。一日多くても7千歩くらいに抑えてみましょう。また、階段を使わざるを得ない場合は膝の屈曲(曲げる事)を使いながら、膝が伸びきらないようにして、うまく膝のクッション機能の使い負担を分散させてみましょう。

股関節痛になってしまったら、どうすればいいのか?

痛みが出たら、まずは整形外科でレントゲン検査や、医師の診断をしてもらいましょう。何の痛みや違和感でも同じですが、まずは病院でしっかりと検査をすることが重要です。

なぜなら、その症状が筋肉や骨だけに限局したものなのか、内科的な疾患によるものなのかの区別をまずしなくてはなりません。万が一でも命に関わる疾患である可能性を最初の段階で否定しておく必要があります。

ケアとしては、臀部(おしりの筋肉全般)の筋肉を緩めていく事といいでしょう。テニスボールやゴルフボールを使いながら、硬めの床で横向きに寝て、ボールをおしりに当てていきましょう。おしりでゴロゴロ転がしたり、一か所に10秒くらい当てても効果があります。硬くなった筋肉をほぐしていく方法です。

硬い部分に当てると痛みが強いですが、柔らかくなると痛みも徐々に軽減していきます。

次回は、変形性股関節症や施術について記載予定です。

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